行政書士事務所の口座開設|5つのポイントと開設後の注意点2つをご紹介

「今度、行政書士として開業するんだけど、業務で使う口座ってどうしたらいいんかなぁ…」
「プライベート用とは分けた方がいいんかなぁ…」
そこで、この記事では
- 金融機関を選ぶ際の5つのポイント
- 口座開設後の2つの注意点
などを、10年以上行政書士を続けているわたしが自身の経験も交えてご説明します。
金融機関を選ぶ際の5つのポイント
- インターネットで入出金履歴の確認や振込手続きなどができる
- 手数料(入出金、振込など)が安いところ
- 行政書士業務用口座とプライベート用口座を同じ金融機関にする
- 行政書士個人名の口座でも特に問題はない
- 基本的には、あまり窓口に行く必要はないんだけど…
ひとつずつ見ていきます。
【1】インターネットで入出金履歴の確認や振込手続きなどができる
インターネットで入出金履歴の確認や振込手続きなどができると、わざわざ金融機関の窓口に行く必要がないので便利です。
- 地元の金融機関のインターネットバンキングを利用
- インターネット銀行を利用
といっても、今ではほとんどの金融機関がこのようなインターネットバンキングに対応していると思いますので、この点についてはあまり差がないと思います。
わたしが開業した10年以上前はインターネットバンキングが使える金融機関ということを意識して選んだものです。
- 入出金履歴の確認、ダウンロード、印刷
- 振込
- (たまに)ペイジーによる税金などの支払い
【2】手数料(入出金、振込など)が安いところ
当然ながら各種手数料は安い方がいいです。
なので、口座を作る際は、入出金や振込などの各種手数料についても比較して選びたいものです。
その中でも、普段の行政書士業務の中でもっともよくする行動は「ATMでの出金」です。
なので、特に出金手数料について意識するようにしましょう。
条件を満たせば「時間外ATM手数料」や「コンビニATM手数料」が無料に
金融機関では
- 給与などの受取口座に指定したり
- 住宅ローンなどを利用したり
- 公共料金の支払いに指定したり
などの一定条件を満たすと、「時間外ATM手数料やコンビニATM手数料が○回まで無料」といったサービスを行っているところがあります。
ある程度まとまった金額を引き出してATM利用回数を抑えれば、常に手数料がかからず利用できるのでお得です。
わたしが行政書士業務で利用している富山県の地元の金融機関である北陸銀行は、一定の取引があると「北陸銀行ATM時間外手数料無料」「提携コンビニATM手数料無料(引出手数料月3回まで)」のサービスがあります(ほくぎんポイント倶楽部)。
なので、わたしの場合は、現金を引き出したいとき、もっぱらコンビニATMを使い、回数を月3回までに抑えるようにしています。
また、行政書士業務ではありませんが、大家業の方では、これまた別の金融機関である北國銀行(本店は石川県金沢市)を利用しています。
こちらは、「HOKKOKU LIFE+(ホッコクライフタス)」というサービス(無料)を利用すると、「全国の提携コンビニまたは提携銀行のATM手数料が0円(出金は月3回まで)」になります。
このようにして
- 出金手数料を抑えながら
- あとは、振込手数料もできるだけ安いところ
という感じで金融機関を比較していけば、手数料的には、もっともお得に利用できる金融機関を選べるのではないでしょうか。
【3】行政書士業務用口座とプライベート用口座を同じ金融機関にする
金融機関によっては、同じ金融機関内への振込であれば手数料が無料というところがあります。
なので、行政書士業務用口座とプライベート用口座を同じ金融機関にしておけば、月1回の自分への給料の支払いなども手数料がかからず振り込むことができます。
【4】行政書士個人名の口座でも特に問題はない
わたしは現在、行政書士業務用口座として、自分の氏名だけ記載された口座を、行政書士開業時から10年以上ずっと利用していますが、業務に支障が出たり、お客さんから何か言われたりということは一度もありません。

一般の人が使う普通の口座だね
人によっては「屋号の口座(○○行政書士事務所 など)を作った方がお客さんから信頼を得られる」などといいう人がいるかもしれませんが、わたし的には別にどちらでもいいかなと思います。
ただし、屋号の口座にすると手数料が若干割高になる金融機関もありますので注意が必要です。
また、事務所名を変更したときは口座の情報も変更しなければなりません。
【5】基本的には、あまり窓口に行く必要はないんだけど…
わたしの経験上、行政書士業務において、金融機関の窓口に行く用事はあまりありません。
なので、基本的には、インターネットの銀行を利用してもあまり支障はなさそうです。
しかし、業務上、過去に一度だけ、どうしても窓口(わたしの場合は北陸銀行の)に行かなければならない事象が発生しました。
- 自動車の登録業務において環境性能割という自動車税が60万円以上
- しかし、1日あたりのATMでの引き出し限度額が50万円
なので、このときは、わざわざ事前に窓口に行きお金をおろしたことを覚えております。
このようなことも、もしかしたらあるかもしれませんので、事前に1日あたりのATM利用限度額を確認しておくか、もしくは念のため、店舗がある地元の金融機関を選ぶのも一つかもしれません。
口座開設後に注意すべきポイント2つ
- 行政書士業務用の口座は1つにする
⇒管理がラク - 行政書士業務用口座で私用のお金の入出金はしない
⇒原則は月1回の給料の支払いのみ
(1)行政書士業務用の口座は1つにする⇒管理がラク
行政書士業務用の口座は1つでよいでしょう。
1つの口座を使って
- 現金の出金
- お客さまからの入金
- 各種引き落とし
- 外注費や税金などの振込
などを行っていきます。
人によっては、用途によって口座を使い分けたり、お客さまに応じて複数の口座を用意しておくという人もいるかもしれませんが、わたし的には一つでも大丈夫だと思います。
10年以上行政書士を続けていますが、口座に関してお客さまから何か言われたことは一度もありませんし、複数の口座を利用すると管理が大変になります。
(2)行政書士業務用口座で私用のお金の入出金はしない⇒原則は月1回の給料の支払いのみ
行政書士業務用口座ではプライベートで使うお金の入出金は原則行わないようにしましょう。
これをごちゃごちゃにしてしまうとそれだけ管理が複雑になり、手間もかかってしまいます(帳簿上の記録など)。
なので、行政書士業務用口座とプライベート用口座間のお金の移動は、原則は月1回程度の給料の支払いのみにして、あとは、できるだけしないようにしましょう。

でも、まぁ、わたしもたまにプライベート用口座から行政書士業務用口座に資金を補充することはあるけどね…
まとめ
いかがでしたか。
これから行政書士として開業しようとしている方は上記のようなことを意識して業務に使う口座を開設してみてください。
メガバンクは審査が厳しく手数料も高いと聞きますので、やはり、地元の金融機関かインターネット銀行が有力な選択肢になるのではないでしょうか。