行政書士業務で使うクレジットカード|利用する6つのメリット等を解説
行政書士業務を行っていると、さまざまなお金の支払いが発生します。
- 公的費用(印紙代や申請手数料など)を支払ったり
- 近くのお店で消耗品を購入したり
その際、現金だけではなく、クレジットカードも1枚持っておくと便利です。
また、クレジットカードを使うことに関しては、「ポイントがたまる」などのメリットもあります。
しかし、どんなクレジットカードでもいいわけではありません。
クレジットカードにもさまざまな種類があります。
そのあたりを、行政書士歴10年以上、クレジットカード使用歴15年以上のわたしが
- クレジットカードを利用することにより得られる6つのメリット
- クレジットカードを選ぶ際の2つのポイント
- おすすめのカード6つ
などをご紹介します。
クレジットカードを利用する6つのメリット
クレジットカードを利用するメリットは下記のとおりです。
- お金の管理がラクになる
- 支払いを先延ばしにできる
- 買い物の負担が軽減される
- 現金をたくさん持ち歩かなくてもよい
- 使うとポイントがたまる
- お金を借りられる
ひとつずつ見ていきます。
(1)お金の管理がラクになる
クレジットカードで支払うと、月単位などで、その期間中の利用明細をすべて見ることができます。
それを見れば、いつ、なににお金を使ったか、基本的には分かります。
会計ソフトへの入力も、それを見ながらすれば、基本的には入力漏れなどは起こりません。
一方、すべて現金払いをしていると、どこかで、「レシートをもらい忘れた・紛失した」などということが起きなくはありません。
そうなると、会計ソフトへの入力にも不都合が生じます。
あれっ? 帳簿上の金額と実際の金額が合わない・・・
クレジットカードを利用すると、クレジットカード会社の方で利用明細を作成してくれますので、基本的にはそういったことが無くなります。
(2)支払いを先延ばしにできる
クレジットカードを利用すれば、その場では現金が無くても買い物することができます。
後日に指定の金融機関の口座から自動で引き落とされることになります。
このように、支払いを先の方へ延ばすことができます。
手持ち資金に余裕がないときなどは特にありがたいです。
支払い日まで無利息でお金を借りているのと一緒
ただし、注意点があります。
クレジットカード払いをする際は必ず「1回払い」にしましょう。
「分割払い」や「リボ払い」を選択すると利息を取られてしまいます。
なので、それは絶対にやめましょう。
(3)買い物の負担が軽減される
買い物をする際に現金で支払う場合、いちいち財布からお金を取り出し支払わなければなりません。
その際、お金を正確に数えるなど作業も必要になります。
お釣りを受け取る際も、その金額が正確かどうか確認したうえで財布にしまわなければなりません。
クレジットカードで支払えば、そのようなわずらわしい作業が不要になります。
基本、クレジットカードを専用の端末に差し込むか、かざすだけで買い物ができます(暗証番号の入力などが必要になる場合があります)。
「なんだ、そんなことか」と思うかもしれませんが、クレジットカード払いになれてしまっているわたしにとっては、「現金で支払う」という行為は結構めんどくさいです。
(4)現金をたくさん持ち歩かなくてもよい
当たり前ですが、クレジットカードで支払えば、その分、現金を持ち歩く必要が無くなります。
ここでご紹介しているように、クレジットカードで支払うことにはさまざまなメリットがあります。
なので、わたしは基本、クレジットカードで支払えるものはすべてクレジットカードで支払うようにしております。
(5)使うとポイントがたまる
クレジットカードで買い物をするとポイントがたまります。
そして、そのたまったポイントは、後日の買い物に利用できます(お金の代わりに使える)。
基本還元率は0.5%や1%程度ですので大した金額にはなりませんが、ちりも積もれば山となります。
気が付いたら数千円、数万円とたまっていることがあります。
やった! 結構ポイントたまってる!
これでマックでも食べよう!
「ポイント〇倍!」とやっている日も結構ありますので、クレジットカードで支払えるものをすべてクレジットカードで支払うと結構ポイントがたまります。
業務で必要なものをクレジットカード払いで購入し、そのたまったポイントで、プライベートの方で好きなものを無料で(または安く)購入できます。
クレジットカード払いをするだけでそのようなポイントがたまるのですから、わざわざ現金で買う理由はありません。
(6)お金を借りられる
現金がないときに、どうしても現金が必要になった場合、カードのキャッシングを利用して現金を手元に用意することができます。
ただし、これは本当に最終手段としましょう。
基本的にはカードのキャッシングは利用しない方がいいです。
利息が高いぞ!
「すぐ返すのが前提で一時的にお金を借りるだけ」ということであれば上手に利用できなくはないと思いますが、借り入れは基本、日本政策金融公庫などの公的機関を利用するようにしましょう。
クレジットカードを選ぶ際の2つのポイント
クレジットカードを選ぶ際のポイントは下記の2つです。
- 年会費永年無料
- 基本ポイント還元率1%
クレジットカードについている特典はほかにもいろいろとあります。
しかし、クレジットカードマニアではない、日常の買い物に利用する程度の普通の人であれば、上記2点さえ意識すればOKです。
(1)年会費永年無料
クレジットカードを選ぶ際のポイント一つ目は「年会費永年無料」です。
「年会費が無条件でずっとかからない」ということです。
クレジットカードの中には年会費が1,000円以上かかるものなどもあります。
そのようなものを選んでしまっては、クレジットカードの利用でせっかくポイントがたまっても、その効果が半減してしまいます。
また、「年間一回でもクレジットカードを利用すれば翌年の年会費無料」というものもあります。
「よく使うから別にそんなの意識しなくてもいい」というようなカードなら特に問題にはならないと思いますが、あまり使わないようなカードの場合は注意が必要になります。
できれば、使っても使わなくても年会費が絶対にかからない(年会費永年無料)カードの方が安心です。
(2)基本ポイント還元率1%
基本ポイント還元率でよく見かけるのが下記の2つの数字です。
- 0.5%
- 1%
ポイント還元率は多ければ多いほどいいので、できれば1%のカードを利用したいところです。
(下記でご紹介するカードなら)後日の買い物で「1ポイント=1円」で利用できるよ
特定の条件を満たすと1%より多い還元率のポイントを受けることができますが、正直、個別のカードごとにそんなこといちいち覚えておられません。
なので、わたしは基本の還元率さえ意識してカードを選べばよいと考えます。
そのうえで、1%より多い還元率のポイントを受けられたときは、「それはそれでラッキー」程度に済ませればいいのではないでしょうか。
上記を満たすおすすめのカードを4つご紹介
上記を満たすおすすめのクレジットカードは下記の4つです。
- 楽天カード
- PayPayカード
- Amazon Mastercard
- dカード
それぞれのカードごとの特徴を簡単に見ていきます。
(1)楽天カード
楽天市場で楽天カードを使うと1%より多くのポイントがたまります。
また、楽天グループには多くのサービスがあります(楽天ブックス、楽天トラベル、楽天モバイル、楽天銀行、楽天証券など)。
これらのサービスでも楽天カードを使えば、より還元率が高くなる仕組みもあります。
ますます効率よくポイントが貯められるね!
楽天ポイントは、普段身の回りにある、非常にたくさんのお店で使うことができます。
なので、使い勝手もいいです。
(2)PayPayカード
Yahoo!ショッピングでPayPayカードを使うと1%より多くのポイントがたまります。
PayPayポイントも楽天ポイントと同様、普段身の回りにある、非常にたくさんのお店で使うことができます。
(3)Amazon Mastercard
Amazonでの買い物でAmazon Mastercardを使うと1.5%のポイントがたまります。
Amazonポイントは、Amazonでの買い物にしか使用できません。
Amazonでよく買い物する人にはいいね
(4)dカード
マネックス証券でクレカ積立(クレジットカード払いで投資信託を積立購入)で利用するとポイントが最大1.1%もらえます。
「これから投資を始めてみたい」という方にはおすすめです。
基本的なポイント還元率は1%ですが、dカード ポイントモールを経由してネットショッピングすると、さらにポイントがたまります。
その他のおすすめクレジットカード2つ
上記の「クレジットカードを選ぶ際の2つのポイント」を満たすクレジットカードではありませんが、下記のカードもおすすめです。
- ENEOSカード S
- コメリカード
ひとつずつ見ていきます。
(1)ENEOSカード S
特徴は下記のとおりです。
- ガソリン・軽油はいつでも2円/L引き。灯油はいつでも1円/L引き。
- 年会費 1,375円(税込み/初年度無料)
※年1回以上のカードの利用で、次年度の年会費は無料 - ENEOSロードサービスがついている
ひとつずつ特徴を見ていきます。
特徴 その1
ガソリン・軽油はいつでも2円/L引き。灯油はいつでも1円/L引き。
ガソリン・軽油が200円以上することは見たことがありませんので、ガソリンなどをカード払いで購入するだけで、実質還元率は1%より高いということになります。
特徴 その2
年会費 1,375円(初年度無料)
※年1回以上のカードの利用で、次年度の年会費は無料
初年度以外は年会費がかかる設定になっておりますが、わたしは、普段、ガソリンなどを入れる際にカード払いしております。
なので、年会費を支払ったことは一度もありません。
普段からENEOSのスタンドでカード払いしていれば、年会費のことは特に意識しなくてOKです。
特徴 その3
ENEOSロードサービスがついている
ロードサービスがついておりますので、なにか車にトラブルが発生した場合でも、少しは安心材料になります。
昨今では悪質なロードサービス会社もあります。
そこに依頼した結果、法外な料金を請求されたなんていう話も聞きます。
そのような会社を利用してしまう前に、第三者が絡む、こうしたクレジットカードについているロードサービスや自動車保険についているロードサービスを利用する方が安心です。
ポイント制度もあることはありますが、あまり使い勝手がいいようには思いません。
ガソリン・軽油・灯油の購入に関しては、値引き特典の対象であるため、ポイントは付きません。
使う際は「1,000ポイント=1,000円」となり、1,000ポイント単位での利用となります。
このような感じですので、わたしはポイントをためるというよりは、普段、ガソリンを安く入れることを目的として、このカードを利用しております。
(2)コメリカード
特徴は下記のとおりです。
- コメリグループでカード払いすると、年間利用実績に応じて、ポイントが3倍~7倍
基本ポイント還元率は0.5%です(200円ごとに1ポイント)。しかし、コメリグループでカード払いするとそれが3倍~7倍になります。ポイント還元率としては1.5%~3.5%であるということです。1ポイント=1円で利用できます。 - 年会費 初年度無料(翌年度以降550円)
※年1回でもクレジット払いすれば翌年度の年会費は無料
現在、世の中ネットでの買い物は浸透しているとしても、ちょっとした消耗品などを、近くのお店ですぐに買いたいという場合もあります。
わたしは、そのようなちょっとした消耗品は近くのホームセンターで買うことが多いです。
わたしの事務所の近くのホームセンターとしてはDCMとコメリがあります。
どちらも品ぞろえは大差ないと思いますが、わたしは基本コメリをよく利用しております。
理由は価格がDCMより安いと感じるからです。
最初は価格の違いについてはあまり意識しておりませんでしたが、何度か買い物するうちに、DCMよりコメリの方が安いと感じるようになりました。
なので、コメリカードをつくり、普段のちょっとした消耗品の購入に利用しております。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
何か買い物をする際に、現金払いするよりもクレジットカード払いしたほうが、下記のようなメリットが得られます。
- お金の管理がラクになる
- 支払いを先延ばしにできる
- 買い物の負担が軽減される
- 現金をたくさん持ち歩かなくてもよい
- 使うとポイントがたまる
- お金を借りられる
下記のようなカードを利用し、ラクに、お得に、買い物するようにしましょう。
\ リアルでも、ネットでの買い物でも /
\ ENEOSのスタンドでガソリンを入れる際に /
\ コメリの店舗での普段のちょっとした買い物に /