【自分の思うように生きる】FIRE|その意味とそれにつながる仕事4選
このブログのサブタイトルは「行政書士になって、思うように生きる」です。
生活するためのお金を会社の給料に依存することから解放されて、
- もっと自由に働いて生活するためのお金を得て
- もっと自由に自分の思うように生きていきたい!
と考える人は少なくないと思います。
それに関連する言葉として「FIRE」という言葉があります。
そこでこの記事では、
- FIREという言葉の意味・概念
- FIREの問題点
- おすすめするFIREの形
- FIREする真の目的
- FIREにつながる仕事
などを、10年以上FIRE生活しているわたしが自身の経験をもとにご紹介します。
FIREとは(言葉の意味)
FIREとは「Financial Independence, Retire Early」の頭文字をとって生まれた言葉です。
日本語では「経済的自立と早期退職」と訳されています。
読み方は普通に「ファイア」と呼べばいいようです。
ファイア?・・・火?
FIREの一般的な認識
FIREには厳密な定義はないそうですが、世間一般的によく言われているのは下記のようなことです。
- 投資からの配当金で生活する
- 基本的には働かない
投資からの配当金の範囲内で生活し、悠々自適に生活するイメージです。
FIREの問題点
働かずに暮らすとは、なんともうらやましイメージしかないFIREですが、問題点もあります。
- そもそも大金が必要になる
- 想定通りの配当金が得られない場合がある
- 人生にやりがいがなくなる
【1】そもそも大金が必要になる
FIREを実現させるための考え方として「4%ルール」というものがあります。
投資元本を年率4%(※)で運用し、その範囲内で生活すれば、元本を減らさずに運用益だけでずっと生活できるというものです。
例えば、年間の生活費が
- 400万円の場合 → 1億円
- 300万円の場合 → 7500万円
- 200万円の場合 → 5000万円
の投資元本が必要になります。
年間に必要な生活費の金額は個人個人で違うとは思いますが、いずれにしても大金が必要です。
(※)なぜ「4%」なのかという説明はここでは省略しますが、ひとつの現実的な目安となるようです。
【2】想定通りの配当金が得られない場合がある
投資には元本割れ(購入金額を下回ること)のリスクもありますので、それによって思うような配当金が得られない場合もあります。
【3】人生にやりがいがなくなる
働かなくても生活できるというのは、聞く分にはとてもうらやましい話だと感じる方も多いと思います。
しかし、なかには、仕事を辞めたことによって、日々をどのように過ごしたらいいか分からなくなる方もいるようです。
その結果、苦労してFIREしたのに、結局また仕事に戻るという方もいらっしゃいます。
もう一つのFIRE
上記のFIREとは別に、「特定の仕事を通じてFIREしました」などと言っている本や記事などを見ることがあります。
そこに含まれる意味としては下記のようなことだと想定されます。
- 収入を会社の給料に頼るのではなく、自分の仕事で収入を得ているという経済的自立
この場合は仕事が伴いますので上記でご紹介したFIREとは異なりますが、巷ではよく「○○でFIREしました」などという記事などを見かけますので、こういった形もひとつのFIREの形と言えるのでしょう。
この形は、どちらかというと、次でご紹介する「サイドFIRE」という形に近いのかもしれませんね。
わたしがおすすめする形「サイドFIRE」
わたしがおすすめする形は、一般的に「サイドFIRE」と呼ばれている形です。
FIREでは基本的には仕事はしないイメージですが、サイドFIREは下記のようなイメージです。
- 投資からの配当金 + 労働収入
「労働収入」と言っても、正社員としてガンガン仕事をしているというイメージではありません。
そのような正社員は退職している状態で、どちらかというと、副業的に働いているイメージに近いかもしれません。
サイドFIREのメリット
サイドFIREのメリットは下記のようなことです。
- FIREよりも少ない資金で実現可能
- 配当金と労働収入、2つの収入があるので、精神的なゆとりができる
- 自分の好きなように仕事ができる(仕事内容、場所、時間など)
サイドFIREして人生目指すところ
わたしが思う理想は下記のようなことです。
- まったく働かないということではない
- 自分の好きなように仕事をして適度に社会とつながる
- お金にも働いてもらい、自分はがむしゃらに働かない
- 嫌な仕事を無理にやらない
- 時間の使い方を自分でコントロールできる
結局のところ、FIREを通して実現したいことは上記のようなことなんだろうと思います。
仕事をしなくてもいいのが幸せなのではなく、上記のようにできることが幸せなんだとわたし的には思います。
このブログも、上記のような状態になるためのヒントをご紹介する目的で運営しております。
FIREにつながる4つの仕事
FIREにつながる仕事をしては下記の4つがあります。
- 士業(行政書士など)
- 大家業(不動産投資)
- NISA口座でのアメリカ高配当株ETF投資
- ブロガー
ほかにも仕事はあるんだろうと思いますが、FIREにつながる仕事として、上記の4つをご紹介したいと思います。
ちなみに、わたしは上記4つすべてをやっております。
【1】士業(行政書士など)
世の中には士業とFIREを組み合わせたテーマの本などはあまり見かけませんが、会社の給料に依存せずに経済的に自立するという点では、わたしら行政書士のような士業という仕事も当てはまるのかと思います。
- 原則、試験に合格することが必要
- 世の中に割と認知されている仕事である
- 実際に結構多くの方が活動されているので、FIREの再現性がそれなりに高い
- 比較的少ない資金でFIRE可能
行政書士のほかに、士業の中には下記のような方たちがいます。
- 司法書士
- 社会保険労務士
- 税理士
- 土地家屋調査士
- 宅地建物取引士
各お仕事の内容は下記ページをご覧ください。
【2】大家業(不動産投資)
FIREできる2つ目の仕事は大家業(不動産投資)です。
具体的にはアパート・マンション・一戸建てなどを取得して、人に貸して家賃収入を得るというものです。
- 比較的大きなお金が必要
- 低価格物件の取得以外は、基本、借り入れ(借金)が必要
- 関係者(不動産屋、建設業者、金融機関など)と連携・調整が必要なため、コミュニケーション能力の程度が仕事に影響する
- ある程度やり方や仕組みが構築できれば、あとはあまり手間なく運営できる
【3】NISA口座でのアメリカ高配当株ETF投資
これは仕事というよりも、FIREの根本となる「投資からの配当金」を得るための作業寄りの話かもしれません。
この記事を書いている時点でわたしが一番有効な資産形成方法だと思っているのが「NISA口座でのアメリカ高配当株ETF投資」です。
今 イチオシ!
簡単にサラッっと説明すると、金融機関でNISA口座を開設し、定期的に高配当のアメリカ株ETFを買い、定期的に配当金を得るというものです。
NISA以外の口座では売却益や配当金に税金(約20%)がかかるところ、NISA口座ではそれがゼロになります。
2023年まではその非課税保有期間が5年間(一般NISA)だけでしたが、2024年からはそれが無期限になりました。
つまり、2024年以降に投資をした分には、ずっと(無期限で)一切税金がかからないということです。
これはイイね!
通常は、働いて稼いでも、税金で取られたり、国民健康保険料の算定のもととなって、国民健康保険料に反映されてしまいます。
そのような部分の金額にはならず、単純に「利益を丸々受け取れるだけ」ということになります。
なので、効率的に資産を増やすことができます。
- 投資するための資金が必要
- 税金が一切かからず効率的に資産を増やすことができる
- 年間の投資上限額が決まっているので一気に投資はできない
- 定期的に買うだけなので手間がかからない
- 配当金のほか、値上がりによる将来の売却益も狙うことができる
【4】ブロガー
FIREにつながる4つの目の仕事はブロガーです。
ブロガーとはブログを書く人のことです。
ブログに広告を貼って広告収入を得るというのが主な収益源になります。
具体的には、下記のような流れによって収益が発生します。
- ブログに記事を書く
- ブログに広告を貼る
- 読者がブログを見る
- 読者がそのブログに貼ってある広告をクリックしたり、その広告を経由して商品やサービスを購入する
- ブログ運営者に広告収入が入る
- モチベーションが続かない人が多い
- 少ない資金で始められる
- リスクが少ないのに大きな可能性がある(リアルでの仕事や友達につながることも)
- ネット環境さえあればいつでもどこでも仕事ができる
- ストック型の収入になる(ほったらかしでも収入になる)
まとめ
いかがでしたでしょうか。
この記事の内容は下記のとおりです。
- FIREとは「経済的自立と早期退職」
- FIREには問題点がある
- FIREにはいろいろな形がある
- おすすめなのはサイドFIRE
- FIREにつながる4つの仕事(士業、大家業、NISA口座でのアメリカ高配当株ETF投資、ブロガー)
FIREすることが目的なのではなく、「FIREを通して自分らしく生きたい!」を実現することが目的だと思います。
FIREを実現するためには
- いろいろな勉強が必要であったり
- 金銭的なリスクがあったり
- すぐには結果に結びつかなかったり(継続が必要)
簡単ではありませんが、できることから早めに、何か行動に移してみるのはいかがでしょうか。