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投資の基本は「長期・分散・積立」その理由と投資を行う上での3つの心構え

yokokura
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「投資って難しそうだけど、どうやってやったらいいんだ?」

2024年から新NISAが始まってこれから投資をはじめようと思っている方も多いと思います。

そこでこの記事では

この記事の内容
  • 投資初心者におすすめの投資のやり方
  • 投資を行う上での心構え

などを、15年以上投資を続けているわたしがご説明します。

どのように投資を行うか?⇒長期・分散・積立

投資初心者におすすめの投資手法は下記です。

  • 「長期・分散・積立」投資
  • 【長期】短い期間ではなく長期間、投資を行う
  • 【分散】投資対象をひとつ(もしくは少数)に絞るのではなく、広く分散させる。また、時間的なタイミングも分散させる
  • 【積立】一度にすべての資金を投入するのではなく、一定期間ごとに一定金額ずつ積み増していく

なぜ上記のようにするのがいいか、ひとつずつ見ていきます。

なぜ「長期」がいいのか?

このブログでは、投資対象商品としてアメリカの高配当株ETFをご紹介しております。

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そのうえで、なぜ、その「アメリカの高配当株ETF」を長く保有するのがいいかというと下記の理由からです。

  • 米国株は長い間右肩上がりが続いている

買って長い期間保有することにより、その価値が値上がりする期待が持てるということです。

これについては下記ページでくわしく解説しておりますのでご覧ください。

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投資を始めるなら「今」が一番いい

上記のETFにかかわらず、投資は長期で行えば行うほど損するリスクが一般的に下がります。

また、反対に投資から得られる利益も大きくなる傾向にあります。

なので、投資は早く始めたほうがいいです。

極論を言えば「今」が一番です。

ただし、何の知識もなく始めるのは問題ですので、下記ページでご紹介している本などである程度勉強してください。

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そのうえでなるべく早く始めるべきです。

別に40代、50代の方でも始めるのに遅くはありません。

ただし、言わずもがな、若い人(20代、30代)よりかは投資期間が短くなってしまいます。

なので、若い人たちは、これからの世の中は早く投資を始めた方が本当にいいと思います。

わたしも、現在高校生(記事執筆時点)である自分の子どもにはそう伝えております。

なぜ「分散」がいいのか?

なぜ「分散」させるかは、ズバリ下記のためです。

  • リスクを下げるため

そして、分散させる方法には下記の2つがあります。

2つの分散
  1. 投資先の分散
  2. 時間的な分散

ひとつずつ見ていきます。

【1】投資先の分散⇒ETFや投資信託を買えば自動的に分散されている

投資先を分散させることがリスクの軽減につながります。

たとえば
  • 一つの投資先にすべての資金をつぎ込む → その投資先がダメになった場合すべての資金がパーに
  • 投資先を3つに分けて投資する → 一つの投資先がダメになっても、その悪影響は3分の1

上記はひとつの例ですが、そんなようなイメージです。

投資先が複数に分かれていた方が、その分リスクが軽くなります。

ETFや投資信託は、いろいろな株式や債券などに投資をしているパッケージ商品のようなものなので、ETFや投資信託を買えば自動的に投資先も分散されていることになります。

【2】時間的な分散⇒価格変動のリスクを軽減できる

投資のリスクを下げるには時間的な分散も必要です。

株価や基準価額は時間の経過とともに上がったり下がったりします。

そして、それは誰にも正確には読めません。

それに対抗する策としては下記のような方法があります。

  • 「定期的に」「定額で」買い付ける(投資する)

世間一般では「ドルコスト平均法」と呼ばれます。

下記のような仕組みです。

  • 価格が高いとき → 買える量が少ない
  • 価格が安いとき → 買える量が多い

こうすることにより、自然と購入価格が平均化され、価格変動のリスクを軽減することができます。

【2-2】時間的な分散(もう一つのメリット)⇒値動きを意識しなくていい

ドルコスト平均法で積み立てていくと決めれば、あとはそれに従って投資を行っていくだけです。

個別株投資の短期売買のように「今、購入したほうが安いのか?いや、それかもう少し待った方がさらに安く買えるか?」などと考える必要はありません。

自分で決めたタイミングで、何も考えず、機械的に買うだけです。

わたしは「ETFを買うのは毎月○日と○日」などというように決めてるよ

ちなみに、商品や証券会社によっては、事前に設定すれば、定期的に決まった金額を自動引き落としで購入してくれるサービスを提供している場合もありますので、それを利用すればほとんど手間がかかりません。

「長期・分散・積立」は投資の基本スタイル

「長期・分散・積立」の投資手法は、投資を行う上で基本的な投資スタイルです。

これについは下記ページでご紹介しているような本などにはほぼ必ず載っております。

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また、わたし自身もこの考えのもと、投資信託の運用を15年以上行っておりますが、損失は出ておりませんし、資産額はプラスになっております。

この手法に、どうやら間違いはなさそうです。

(ただし、運用成績が低迷し続けるような長期保有に適さない商品に投資してしまわないように注意する必要はあります)

「長期・分散・積立」投資を行う上での3つの心構え

落ち着いた気持ちで投資を続けていくために必要となる心構えについてご説明します。

3つの心構え
  1. 「資産がマイナスになることは当然ありうる」とまずは事前に認識しておく
  2. 時には「暴落」もありうる
  3. 相場が長期間低迷することもありうる

ひとつずつ見ていきます。

【1】「資産がマイナスになることは当然ありうる」とまずは事前に認識しておく

相場の変動は長期的に見ると右肩上がりですが、短期的には上がったり下がったりを繰り返します。

なので、ある時の資産額をチェックしてみると、当然、マイナスになっていることもあります。

その時に焦らないように、事前に「こういうこともある。今はこういうタイミングなんだ」と認識しておく必要はあります。

【2】時には「暴落」もありうる

相場は時には大幅に下がることもあります。

世界の金融危機や不景気、戦争や災害などに影響を受けます。

2000年代に入ってからでは、2001年ごろのITバブル崩壊、2008年ごろのリーマンショック、最近ではコロナショックなどが記憶に残るところです。

下の図は、過去の株価の下落率が高かった時の、株価の天井と底値および下落率などをまとめた表です。

穂高唯希 本気でFIREをめざす人のための資産形成入門 株式会社実務教育出版 2021年 63頁

上記の表の下落率をみると「-14%~-57%」の数字が並んでおります。

つまり、将来的にも、この程度相場が下落することはありうるということです。

この点についても事前に認識しておきたいところです。

【3】相場が長期間低迷することもありうる

相場は長い目で見れば右肩上がりをする期待を持つことができると何度も書いてきましたが、時期によっては、長期間、相場が低迷することもあります。

下の図を見てみます。

穂高唯希 本気でFIREをめざす人のための資産形成入門 株式会社実務教育出版 2021年 65頁

上記の図は、アメリカの代表的な株価指数のひとつ「S&P500」の1995年から2013年ごろまでの値の推移です。

2000年ごろ以降から2013年ごろまでの間、株価は下がったりあがったりを繰り返し、まったく成長していません。

さらなる成長軌道に乗ったのは2013年ごろ以降です。

13年間、相場がずっと低迷していたことになります。

このようなことがあるというのも事前に認識しておきたいところです。

ただし、このような株価がなかなか成長しないときでも、日々収入をもたらしてくれる配当金の存在が、いくらかの心の支えになるかと思います。

長期投資へのモチベーションの維持につながるね

事前に呼んでおきたい本

上記のような「『長期・分散・積立』投資を行う上での心構え」については下記ページでご紹介している本にくわしく載っております。

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【自分で勉強することが大切】アメリカ高配当株ETF投資に役立つ本5冊を紹介
【自分で勉強することが大切】アメリカ高配当株ETF投資に役立つ本5冊を紹介

事前に「このようなこともある」とわかっていれば、焦って、狼狽売りなどのマイナスな行動をとってしまうリスクも下げられます。

狼狽売りとは、相場が下落する様子を見て、保有している金融商品を慌てて売却してしまうこと

投資の実践的な知識も大切ですが、上記のような投資を行う上でのマインドを持つことも重要です。

相場はコントロールできない⇒だから淡々と機械的に買うだけ

相場は時として上記のようなことが起こりえます。

しかし、投資家一個人ではどうすることもできないことです。

なので、上記のようなことは想定しつつも潔くあきらめ、淡々と機械的に買っていくだけです。

その中で思うことなどを3つご紹介します。

3つの思うこと
  1. 相場が上がっても下がってもうれしい
  2. 相場が下がったときこそ買い時
  3. 相場を頻繁にチェックしない

ひとつずつ見ていきます。

【1】相場が上がっても下がってもうれしい

何度も言うように、相場は上がったり下がったりします。

その中で定期的に金融商品を買っていくわけですが、上がったり下がったりしたときに思うことは下記のようなことです。

思うこと
  • 相場が上がったとき → 資産額が増えてうれしい
  • 相場が下がったとき → 安く買えてうれしい

つまり、どっちにもうれしさはあります。

「長期・分散・積立」投資を続けていけば、どっちの気分も味わうことができます。

【2】相場が下がったときこそ買い時

これは実際に「相場が下がったときに買え」と言っているわけではありません。

機械的・定期的に買っていく中での結果論の話です。

上記でご説明したことや時間的な分散のところでご紹介したことと関係のあることです。

実際に下がっているときは安く買えてお得です。

相場が下がって不安になっているときでも、こう思えば、投資を続けるモチベーションのひとつになりませんか?

安く買えてラッキー!

どうせ今後も上がったり下がったりするもんね

相場が下がって(資産額が減少して)不安になって投資の世界から退場してしまうのを防止するためのひとつの考え方です。

でも、投資のプロは実際にこのようなことを狙って投資をしていると思います。

うまくいけばより大きなリターンを得られる可能性が高いですからね。

ただし、素人はマネしないでください。

そもそも相場の底がいつなんて、素人には正確に読めるわけないですから。

あくまで、定期的に、機械的に、淡々と買っていきましょう。

【3】相場を頻繁にチェックしない

「長期・分散・積立」投資は、定期的に買うだけであり、ほとんど手間がかからないのがメリットです。

なので、それに逆行する行動(相場を頻繁にチェックするなど)をとるのは「う~ん、どうかな」と思います。

また、相場が上がっているときはイイでしょうが、下がっている場合はマイナスの印象を抱きかねません。

わざわざ手間のかかる行動をして、結果、マイナスの印象を持ってしまい投資の世界から退場してしまっては最悪です。

「たまにチェックで基本は放置」がいいと思います。

ユーキャンの通信講座
ABOUT ME
あぼかど
あぼかど
行政書士など
「会社員しててもちっとも自分の思うように働けない!いろいろ理不尽なことも多いし!!」そこで発想を転換。

会社員人生に見切りをつけ、2003年に「行政書士になること」を決意。約1年間の勉強(独学)の末、翌年の試験に一発合格。2010年代はじめあたりに行政書士で独立開業。

現在は主に行政書士業のほか、大家業や投資からの配当金などにて生計を立てている。
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