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新NISAの特徴|旧NISAとの比較や特にスゴイ2つのポイントを解説

yokokura
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2024年からNISAが新しくなりました。

これを機に投資をはじめようと考えている人も多いと思います。

そこでこの記事では

この記事の内容
  • NISA制度の内容
  • 2023年までのNISA(旧NISA)
  • 2024年からのNISA(新NISA)の特徴
  • 新NISAの特にスゴイ2つのポイント
  • 投資で得られる利益(売却益、配当金)
  • 配当金の受け取り方法(受取型と再投資型、どっちがいいの?)

などを、投資を15年以上続けているわたしがご説明します。

NISAとは?まずはNISAの制度を確認

ここでは、NISAの語源と制度の内容についてご説明します。

NISAの語源

NISAは英語ではこう書きます。

  • Nippon Individual Savings Account

発音は「ニーサ」と呼びます。

イギリスで一般投資家向けに貯蓄支援を目的として実施されているISA(Individual Savings Account)をモデルにつくられました。

制度の内容⇒税金がかからなくなる制度

NISA口座で購入した金融商品から得られる利益(売却益、配当金)には税金がかからないという制度です。

通常、株式や投資信託などの金融商品に投資をした場合、これらを売却して得た利益(売却益)や受け取った配当金に対しては約20%の税金がかかります。

NISA口座で投資をすれば、それがゼロになるということです。

(例)100万円の利益が出た場合に手元に残る金額
  • 通常 → 約80万円
  • NISA口座 → 100万円

NISA口座で運用すれば20万円多く手元に残る!

NISA バンザイ!!

NISA口座は一人につき一口座のみ開設可能

NISA口座は一人につき一口座のみ開設可能です。

なので、複数の金融機関でNISA口座を開設することはできません。

なお、年単位で金融機関を変更することは可能です。

NISA口座は、日本国内に住んでいる18歳以上(※)の人ならだれでも開設することができます。

※利用する年の1月1日時点で18歳以上の成人が対象

2023年までのNISA(旧NISA)

2023年までのNISAを簡単に見てみます。

※ジュニアNISAの説明は省略します。

制度名一般NISAつみたてNISA
買付方法通常買付、積立買付積立買付
投資可能商品株式、ETF、投資信託 等(金融庁の基準を満たした)長期・分散・積立投資に適した一定の投資信託
非課税投資枠(年間)120万円40万円
非課税保有期間5年間20年間
非課税保有限度額600万円800万円
口座開設期間2023年まで2023年まで
途中引き出し可能可能
対象年齢18歳以上18歳以上
  • 「一般NISA」と「つみたてNISA」はどちらか一方のみ(年単位で選択制)
  • 非課税枠を再利用できない(年の途中で売却しても、非課税枠で再度投資することはできない)

など、イマイチな部分もありました。

新NISA(2024年からのNISA)

いろいろな点で、以前のNISAより使い勝手がよくなりました。

ここが変わった新NISA
  • 非課税保有期間の無期限化
  • 年間投資枠の拡大(つみたて投資枠:年間120万円、成長投資枠:年間240万円、合計最大年間360万円まで投資が可能)
  • 非課税保有限度額は、全体で1800万円(成長投資枠は1200万円)
  • 枠の再利用が可能
  • つみたて投資枠と成長投資枠の併用が可能
  • 口座開設期間の恒久化
制度名成長投資枠つみたて投資枠
非課税投資枠(年間)240万円120万円
非課税保有期間無期限無期限
非課税保有限度額(総枠)1800万円(内、成長投資枠1200万円)
口座開設期間恒久化恒久化
投資可能商品株式、ETF、投資信託 等(金融庁の基準を満たした)長期・分散・積立投資に適した一定の投資信託
対象年齢18歳以上18歳以上

「2023年までのNISA」と「新NISA」は別物です。2023年までのNISAで運用していた金融商品を新NISAへ移すことはできません。2023年までのNISAで運用していた金融商品は、その制度内で非課税措置を受けることになります。

特にここがスゴイ!新NISA(2つのポイント)

新NISAの特にスゴイところは下記2点です。

  1. 非課税保有期間の無期限化
  2. 年間投資枠・非課税保有限度額の拡大

ひとつずつ見ていきます。

【1】非課税保有期間の無期限化

このブログでご紹介しているアメリカ高配当株ETF投資では、年4回配当金を得られます。

あわせて読みたい
【NISA×アメリカ高配当株ETF投資】やり方を6つのステップで解説
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それらをNISA口座で保有すれば、日本での配当金に対する課税はゼロになるんですが、

  • 以前のNISA(一般NISA)では、それが5年間だけ
  • 新NISAでは無期限(一生涯)

ということになります。

これは大きいです。

期間が長くなればなるほどそのメリットは大きくなります。

【2】年間投資枠・非課税保有限度額の拡大

このブログでご紹介しているアメリカ高配当株ETF投資に関して言うと、年間投資枠・非課税保有限度額ともに2倍の量、投資できるようになりました。

  • 年間投資枠 120万円 → 240万円
  • 非課税保有限度額 600万円 → 1200万円

正直、お金が無ければ投資できないので、「そんなにお金ないよ」って人には関係ないかもしれませんが、お金がある人にとっては効率よく資産を増やすチャンスでもあります。

【NISA】制度改正のインパクトは大きい

正直、旧NISA(の一般NISA)だと得られる利益が限定的だと思っておりました。

しかし、新NISAになって、投資可能金額が倍になって、しかもず~~~っと、非課税で保有できるようになって、正直、このインパクトは大きいです。

ちなみに、このブログでご紹介しているアメリカ高配当株ETF投資では約4%の配当金を得ることをめざせる可能性があります。

仮に1200万円を運用したとしたら、年間に得られる配当金は、その4%である約48万円です。

ひと月あたりに直すと月4万円だね

これぐらいになれば生活費の一部にはなりますので、FIREにその分近づくことができますね。

あわせて読みたい
【自分の思うように生きる】FIRE|その意味とそれにつながる仕事4選
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投資で得られる利益(売却益、配当金)

投資で得られる利益は下記の2つがあります。

  1. 売却益
  2. 配当金

ひとつずつ見ていきます。

【1】売却益とは?

たとえば、投資信託を10万円分買いました。

ある時それが15万円になっていたとします。

その時に投資信託を売却すれば5万円の利益が出ます(15万円-10万円)。

とまぁ、これが売却益です。

「キャピタルゲイン」とも言うね

反対に、買ったときよりも値段が下がって売却時に損失が出た場合は「売却損」と言います。

カタカナで言うと「キャピタルロス」です。

【2】配当金とは?

配当金とは、投資信託などの金融商品を持ち続けている間に、定期的にそれらの金融商品から得られる分配金のことです。

「インカムゲイン」とも言います。

配当金には「受取型」と「再投資型」の2種類があります。

  • 受取型
    その名の通り、配当金が出ると自分の指定した金融機関の口座に現金として支払われる
  • 再投資型
    配当金が出ても自分の口座には支払われず、金融商品内で再投資される

配当金の受取型と再投資型、どっちがいいの?

これは個人個人で考えが分かれるところです。

下記ページでご紹介した本の著者の中でも分かれています。

あわせて読みたい
【自分で勉強することが大切】アメリカ高配当株ETF投資に役立つ本5冊を紹介
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受取型派
  • 『本気でFIREをめざす人のための資産形成入門』の著者
  • 『今日からFIRE!おけいどん式40代でも遅くない退職準備&資産形成術』の著者

上記本の著者▲は「受取型」を選んでいます。

再投資型派
  • 『ジェイソン流お金の増やし方』の著者
  • 『はじめての人のための3000円投資生活 新NISA対応版』の著者

上記本の著者▲は「再投資型」を選んでいます。

「受取型」と「再投資型」、それぞれのメリットは?

受取型のメリット
  • 生活費など、自由に使えるお金が増える
  • 投資を続けるモチベーションになる
  • 金融商品の値段が下がっているときでも、配当金を得られることがひとつの精神安定剤となり、マイナス行動(狼狽売り)を抑制することにつながる

狼狽売りとは、相場が下落する様子を見て、保有している金融商品を慌てて売却してしまうこと

再投資型のメリット
  • 受取型に比べて資産が増えるスピードが速い

【その要因】
同じ金額を毎月積み立てていても、再投資する分、元本部分がどんどん増えていく。元本部分が増えていくと、比例して、そこから得られる配当金の金額も増えていく。それをどんどん繰り返すから。これを「福利効果」と言う

それぞれのメリットは、互いのデメリットになる部分でもあることを認識しておきたいところです。

どちらを選択するかの目安となる考え方

上記でそれぞれのメリットをご紹介しましたが、どちらを選択するかは、人それぞれの価値観や考え方によると思います。

  • 将来的なリターンよりも現在の消費や体験などを優先したい人 → 受取型
  • 現在の消費に充てるより将来の資産を最大化したい人 → 再投資型

自分がどちらに当てはまるのかを考えて選択するのがいいでしょう。

おまけ(NISA以外の口座のご紹介)

投資に関する口座の種別としては、下記のものがあります。

  • 一般口座
  • 特定口座(源泉徴収なし)
  • 特定口座(源泉徴収あり)
  • NISA口座

投資信託やETFの買い付けをする際、どの口座で買付をするか選択する場面が出てきます。

NISA制度を利用しておトクに投資をしたい場合は、必ず間違えずに「NISA口座」を選択するようにしましょう。

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あぼかど
あぼかど
行政書士など
「会社員しててもちっとも自分の思うように働けない!いろいろ理不尽なことも多いし!!」そこで発想を転換。

会社員人生に見切りをつけ、2003年に「行政書士になること」を決意。約1年間の勉強(独学)の末、翌年の試験に一発合格。2010年代はじめあたりに行政書士で独立開業。

現在は主に行政書士業のほか、大家業や投資からの配当金などにて生計を立てている。
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