アメリカ高配当株ETF投資|おすすめの証券会社3選と金融機関活用法を解説
「アメリカの高配当株ETFに投資して不労所得である配当金を得たい」
その場合、まずは証券会社に口座を開設しなければなりません。
いったいどこの証券会社がいいんだ?
- おすすめの証券会社3社
- アメリカ高配当株ETF投資を行う上でおすすめの金融機関活用法
などを、15年以上投資を続けているわたしがご紹介します。
口座を開くならどこがいい?
投資をするには証券会社に口座を開設しなければなりません。
では、どこの証券会社に口座を開けばいいのでしょうか?
証券会社には下記の2種類があります。
- 対面(リアル)の証券会社
- ネットの証券会社
ネットの証券会社がおすすめ⇒手数料が安いから
口座を開設するなら「ネットの証券会社」がおすすめです。
理由はズバリ下記のことです。
- 手数料が安いから
ほかにも下記のような理由があります。
- 取扱商品数が豊富
- 自分の好きな時にパソコンなどで取引できる
- 対面で不要な営業をされない(興味のない商品の営業など)
おすすめのネット証券3社
おすすめのネット証券は下記の3社です。
- SBI証券
- 楽天証券
- マネックス証券
下記ページでご紹介している本にも上記3社の証券会社はおすすめとして載っております。
わたしは
- SBI証券 → 2022年から
- マネックス証券 → 2007年から
利用しているよ
ネット証券3社の特徴・比較
わたしはこのブログで「NISA口座でのアメリカ高配当株ETF投資」をご紹介しておりますので、その観点から、それに関連する部分の各社の特徴を見ていきます。
【NISA口座でアメリカ高配当株ETF投資をする観点からの比較】
SBI証券 | 楽天証券 | マネックス証券 | |
取引手数料(買付) | なし | なし | なし |
取引手数料(売却) | なし | なし | なし |
為替手数料(円→ドル) | 0銭 | 0銭 | 0銭 |
為替手数料(ドル→円) | 0銭 | 0銭 | 25銭 |
3社とも、ほぼ同じ条件です。
ここでコストの確認
(NISA口座でのアメリカ高配当株ETF投資をする場合)
上記のとおり、NISA口座を使えば、ETFを買う際にかかる費用は、なにもありません。
それ以外にかかる費用などは下記のものがあります。
- ETF保有期間中の手数料である信託報酬
- 外国源泉徴収税額(配当金が支払われるたびに、配当金の10%がアメリカ国内において源泉徴収されます)
上記は3社は「取扱い銘柄数が多い」「手数料が業界最低水準」などといったような理由で、いずれもおすすめの証券会社です。
あとは、会社によっては下記のような特徴があります。
SBI証券の特徴
住信SBIネット銀行との併用が便利
- 住信SBIネット銀行の外貨建口座との入出金手数料が無料
- 住信SBIネット銀行の外貨積立を利用することにより毎日自動でドルを購入することが可能
楽天証券の特徴
楽天グループのほかのサービス利用でお得に便利に
- 楽天証券、楽天銀行間の入出金手数料が無料
- 取引でポイントがたまる。そのポイントはほかの楽天グループ内のサービスで利用できたり投資にも利用できる
マネックス証券の特徴
クレジットカード払いでの投資信託積立がおすすめ
- クレジットカード(dカード)で投信積立決済を行うと、ポイント還元率最大1.1%(年会費無料のクレジットカードでは主要ネット証券No.1※2024年11月26日時点)
【一番おすすめ】「SBI証券+住信SBIネット銀行」セットで利用⇒外貨積立サービスを利用できるから
「NISA口座でのアメリカ高配当株ETF投資」を行う上で一番おすすめな方法は下記です。
- SBI証券+住信SBIネット銀行
(SBI証券を住信SBIネット銀行とセットで利用する)
上記で証券会社ごとの比較をしましたが、正直、手数料部分では差がありません。
一番大きな理由は、ドルを毎日自動で購入する「外貨積立のサービスがあるかないか」です。
【外貨積立サービス】2つのメリット⇒購入価格の平準化と手間削減
「外貨積立を利用すること」には下記2つのメリットがあります。
- 毎日ドルを購入することにより、為替変動によるリスクを軽減できる(購入価格の平準化)
- 円をドルに換える手間がかからない
上記1番のメリットは、投資の基本スタイルである「長期・分散・積立」投資の「(時間的な)分散」と同じ考えです。
ドルを買う作業も(時間的な)分散を行うことにより、価格変動のリスクを軽減できます。
SBI証券と住信SBIネット銀行を組み合わせて利用すれば、その作業も手間もかからずラクちんです。
この外貨積立のサービスはSBI証券、楽天証券、楽天グループの銀行である楽天銀行、マネックス証券にはなく、住信SBIネット銀行だけにあるサービスとなります。※2024年2月5日時点
ちなみに、住信SBIネット銀行での外貨積立による為替手数料(円→ドル)も無料(0銭)です。※2024年2月5日時点(外貨積立応援プログラムにより)
外貨積立応援プログラムではない通常時の為替手数料(円→ドル)は3銭です。
外貨積立サービスにこだわる理由⇒ドルでないと買えないから
わたしが外貨積立サービスの有無にこだわる理由は下記のためです。
- わたしがおすすめするETFはドルでなければ買えないから
わたしがおすすめするETFはアメリカの市場に上場しているETFです。
だからドルでしか買うことができません。
なので、円からドルに換えるという行為はマストなのです。
ドルも時間の分散で買う⇒価格が平準化される
円でドルを買う際、大雑把にシンプルに言うと下記のようになります。
- 円高時 → 得(有利)
- 円安時 → 損(不利)
たとえば、3,000円分のドルを買う際
- 1ドル100円の場合(円高時) → 30ドル
- 1ドル150円の場合(円安時) → 20ドル
買えます。
円高のときの方が多くのドルが買えるね
しかし、円相場(円に対する外貨の相対的な価値)も常に上がったり下がったりしますので、いつも同じ値段でドルを買えるわけではありません。
また、その動きを素人が読むのは困難です。
なので、ETFや投資信託を購入するときと同じように分散(ここでは時間の分散)して購入するのがいいと思います(毎日一定額を購入)。
そうすることにより購入価格が平準化され、為替変動によるリスクを軽減できます。
【住信SBIネット銀行の外貨積立】実際の買い方(円→ドル)
積立日は下記から選択することができます。※2024年3月6日時点
- 毎月積み立て
- 毎週積み立て
- 毎日積み立て
より分散を図るために「毎日積み立て」を選択します。
文字通り、毎日、自働で一定額(円)でドルが買われて積み立てられていきます。
【例】月5万円のドルを購入する場合
まずは、月々の買付金額を決めます。
例えば「毎月5万円分のドルを買う」と決めます。
「毎日積み立て」ですが、為替非営業日(土曜日・日曜日・元旦など)は外貨積立は行われません。
なので、実際に行われるのは、土日などを除いた、だいたい1ヶ月あたり20日間ぐらいです。
なので、この場合、1日当たりの買付金額は下記の式で求めることができます。
- 50,000÷20=2,500
1日当たりの買付金額は2,500円となります。
上記の場合、外貨積立にて1日当たりの買付金額を2,500円と設定します。
そうすると、1ヶ月経過していく中で自動で約5万円分のドルが買われていきますので、それをETFの購入資金に充てていきます。
ちなみに、積立一回あたりの振替額は「500円以上5,000万円以下」で、預入単位は1円刻みです。※2024年3月6日時点
ときどきドルの積み立て状況を確認して
- 買付金額が足りない場合 → 買付金額を増やしたり
- 買付金額が多すぎる場合 → 買付金額を減らしたり
しながら、調節されるのがいいと思います。